2017年3月26日日曜日

鉄道コレクション~京阪600形 響け!ユーフォニアム ラッピング車~

京阪600形の「響け!ユーフォニアム」ラッピング車です。
パッケージ
京阪のラッピング車セットは基本こんなパッケージが多い感じがします。
と、言うか京阪以外もそうなんですが。

昭和54年、500形の導入によって高性能車時代が到来した京津/大津線でしたが、既に鉄道各社ではサービス向上のために冷房化を競い合う状況にありました。
また、京阪線に於いても昭和58年に1500V昇圧によって完全冷房化が一気に加速した事もあって京津/大津線に於いても冷房車の導入は避けて通れなくなっていました。
そこで昭和59年、500形をベースに冷房車とした新形式600形が登場しました。
600形-619
本車は500形と同様、300形の車体を流用し、下回りは新製する手法をとっています。
前面部は500形と同様の2枚の連続窓としていますが、傾斜を付けた事でイメージが異なっています。
600形-620
主幹機器は完全一新、53Kwの複巻電動機を装備、回生ブレーキになった事で京津線内での山越えではその効果を発揮しました。
また、低速制御が容易になった事から25~65Kmの間で5Km/h刻みで定速ノッチが設けられ、長い下り坂での制御が楽になっています。
なお、制御方式も大津線では初めて8M1Cとなり奇数車に制御器、偶数車にはSIVが搭載されました。
600形-619(側面)
600形は昭和59年に第一次車6両が製造されました。その後昭和61年に増備が260形をベースに14両増備が行われています。
昭和61年増備の2次車以降は前面窓が大型化し、パノラミックウィンドウとなっており、1次車と若干印象が異なります。また、保護棒もなくなりました。
600形-620(側面)
その後、大津線の1500V昇圧に伴って主電動機器、主制御器、コンプレッサ等を新製、
700形と同様の物に変わった為、現在は姿は異なるが同様の性能を持つ兄弟車の様になっています。
並べて撮影
それにしても、京阪石山坂本線で走る600形、700形はラッピング車の比率が高い気がします。
右の2編成を除いてすべてラッピング車になっています。
因みに右から3番目の車両(鉄むすラッピング600形)と左端の車両(今回の響け!ユーフォニアムラッピング600形)は同番号車です。
鉄むすラッピング→響け!ユーフォニアムラッピングと言う流れでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿