2018年7月29日日曜日

KATO 223系2500番台タイプ

223系2500番台タイプが5月に再販されたので購入しました。
前回販売時も購入していますが、微妙に変更がされています。
なのに車番はそのまま。


クハ222-2500
223系は1994年の関西国際空港開港に合わせて登場しました。
最初に登場した223系0番台はGTOサイリスタのVVVFインバータを採用しており、
IGBTインバータを採用している1000番台以降とは異なります。

モハ225-2500
また、前面形状、側面もその後のタイプとは異なっており、側面形状は221系に準じたものとなっていました。
その後223系は新快速用の223系1000番台をはじめとして複数のタイプが登場しましたが、
今回は阪和線用の223系に絞ります。
阪和線用の223系は当初「関空快速」「シャトル」、短期間存在した「関空特快ウイング」として運用されていましたが、その後「紀州路快速」登場に伴い、編成を6両/2両から5両/3両へと変更されます。
この時に車両不足が生じ、増備の必要が出たのですが0番台の製造は既に終了していた為、2000番台をベースとした2500番台が登場します。
そして2500番台が今回の製品となります。まぁ、タイプですが…
サハ223-2500
2500番台はその後の4両編成への再組成に伴っての再製造を経ている関係で、
編成の車番については綺麗に整っていません。
それどころか、0番台と2500番台の混成も多数存在しており、
HE編成35編成中、2500番台のみでの組成は8編成、0番台のみの組成が9編成、残りは全て混成となります。
因みに本製品のプロトタイプは前回、今回ともHE19編成となります。
クモハ223-2500
4両編成への組成後も主に「関空快速」「紀州路快速」(登場当初の短期間は「快速」もあった)で活躍していましたが、225系5000番台の投入以降は更に運用が広がり「快速」「直通快速」、「B快速」「区間快速」、そして紀勢本線の和歌山~紀伊田辺間の「普通」でも運用され、
2016年の225系5100番台の投入により順次阪和線内の「普通」運用にも就くようになりました。
2018年3月改正で223系、225系に統一されて以降は東羽衣~鳳間のワンマン運用にも就いています。
因みにこの時点で「B快速」の種別は消滅してしまいました。


ここからは前回生産版(plus今回生産版との一部比較)です。
クハ222-2500(前回生産版)
こちらは前回生産の223系2500番台。
前面の方向幕も以前のタイプになっています。
見た目はそれくらい。先頭車前面同士での連結は可能です。

クハ222-2500(前回生産版)
こちらは中間車側。
カプラーが異なります。前回生産版ではフック付きだったのですが、今回生産版ではフック無しとなっています。
この関係で、前回生産版と今回生産版での中間車側の連結は出来ません。
今回生産版 側面
こちらは今回生産版の側面。
内装の色が225系5000番台タイプ、5100番台タイプと同じ青となっています。
種別幕も現行の仕様となっています。
前回生産版 側面
前回生産版では内装の色は白でした。種別幕も以前の物で、色味も違いますね。
因みに前回生産版では「関空快速」の種別幕が取付済となっていました。
左から223系2500番台、225系5000番台、5100番台
現在の阪和線の主力。すっかりVVVF車ばかりとなり、ごく一部を除けばすべてJR車となりました。
KATOの阪和線スターズ
KATO製の阪和線現行所属車。
奥から289系、281系287系225系5100番台、225系5000番台、223系2500番台。
こう並べると壮観ですね。


続いて実車編。
2017.01.04 三国ヶ丘
何故か最近帰阪した際に2500番台をとらえていない謎。
普通運用に就く223系。
転落防止幌を装備しています。今回生産品にも付属しています。
接着剤での取り付けが要りますが。
2011.05.04 鳳
 こちらは103系がまだ健在だった頃のもの。
この頃には昼間時間帯は鳳以南は「はるか」「くろしお」「関空/紀州路快速」と「区間快速」のみとなっています。
「区間快速」は日根野までで鳳以南は各駅に止まります。
因みにこのときは
2011.05.05 鳳
こんな珍客を撮ることができました。
 


2018年7月23日月曜日

都電散策~荒川車庫他~

7月の3連休、と言うかここ数日は暑い日が続いています。
そんな中。海の日を含んだ3連休の一日にちょいと都電散策をしてまいりました。
2018.07.15 王子駅
昼下がりの王子駅。
入力変換する都度「王寺」となりかけます。
「王子」と「王寺」じゃ場所が大きく違いますね。
因みにこのときの時刻は15:00前、滅茶苦茶暑い!
2018.07.15 王子駅前
王子駅の改札を出てすぐのガード下を都電荒川線が通ります。
電車が路面のカーブを曲がってゆく姿は迫力がある気がします。
撮影している場所のすぐ左側が王子駅前の停留所になります。
因みに都電荒川線、「東京さくらトラム」なんて愛称があったんですね。
知らんかった。
でも何で「さくら」?
2018.07.15 王子駅前~栄町
荒川線の電車は王子駅前を出ると新幹線の高架下を走行します。
7700形が目の前を走ってゆきました。
7700形は7000形を2016年に改造した車両で、駆動方式が吊掛駆動→VVVFインバータに変更されるなどしています。
見た目はさほど変わりませんが。
栄町電停にて1枚。
8900形8907。都電での最新型車両になります。
何というか農耕トラクターの様に見えるのは私だけでしょうか。
武骨な感じですね。
2018.07.15 梶原~荒川車庫前
梶原停留所から荒川車庫の間にはこんなところも。
この辺りは線路沿いにバラが植えられており、
バラと都電の写真も撮れます。
2018.07.15 荒川車庫
その後は荒川車庫前まで移動し、路面電車を…
荒川車庫(都電思い出広場) 2018.07.15
荒川車庫には「思い出ひろば」と言うのがあり、かつて活躍したPCCカーや
7500形7504号 2018.07.15
7500形7504が展示されています。
さて、じっくり車両を眺めていると
8800形8804 2018.07.15 荒川車庫
荒川車庫前止めの電車が到着し、入庫してきました。

入庫した電車はそのまま奥まで進んでゆき…
荒川車庫 2018.07.15
最奥部にあるトラバーサーに載りました。
写真では8804が丁度隠れていまい見えていませんがトラバーサーで移動しています。
荒川車庫 2018.07.15
そして9000形の後ろに並んで停車。
トラバーサーの移動も見られるとは…
荒川車庫前 2018.07.15
因みに出庫も見る事が出来ました。
出庫しているのは8804ではなく8803。
荒川車庫前 208.07.15
しばらく電車を撮ったり眺めたりしていると
ヘッドマークを付けた車両が。
7700形のトップナンバー、ヘッドマークのおにゃの娘は「路娘MOTION」の所謂車両擬人化。
で、7700形の擬人化キャラ「三ノ輪橋ひな」というそうな。
ドレスカラーがグリーンだからなのか7701にヘッドマークを付けたのか、
ヘッドマークを付ける対象の7701がグリーンだから彼女のドレスもグリーンとなったのか。

そしてこの「路娘MOTION」プロジェクト、プロデュースに「アイテック阪急阪神」があるのですが、
このプロジェクトに阪急や阪神の車両はいません。
まぁ、都電の車両を製造している「アルナ車両」は阪急阪神ホールディングスのグループに入ってますが。
大塚駅前 2018.07.15
でこの電車で大塚駅前まで移動してこの日の散策は終了。

ここ数日、猛暑となっています。
熱中症には注意しましょう。
こまめな水分補給(これとても重要)とヒンヤリとするシートがあると多少はマシかも。
汗が流れてるな~と感じるようなら水分を取るようにした方がいいです。
そしてとるならスポーツドリンクやミネラルを含んだものがいいでしょう。

2018年7月16日月曜日

KATO(ラウンドハウス) 225系5100番台タイプ

225系2次車となる100番台がKATOからも出ましたが、
定番のラウンドハウス製品として5100番台タイプが出ましたので購入しました。
 
 
225系5000番台は2011年に4両x29編成116両が投入され、阪和線で運用されていた113系の殆ど(2両組成のHG編成以外すべて)を淘汰し、出稼ぎとして運用に就いていた221系を撤退させ、103系及び205系の8連運用を終焉させた車両でした。
それから時を経て新快速向けの2次車となる100番台の阪和線向けとなる225系5100番台が
4両編成と6両編成、計122両投入されました。
クモハ224-5100(タイプ)
 
5100番台の投入により、阪和線の103系、205系の運用は徐々に減ってゆき、2018年3月18日をもって阪和線から103系、205系の運用が無くなりました。
 
さて、模型の方ですが、タイプ、と言う事で内装等微妙なところで実車と異なります。
モハ225-5100(タイプ)
中間車連結器は新性能車用KATOカプラー伸縮形となっており、先頭車に取り付けられているタイプの物とは連結できません。
また、例のダンパー(E259系のダンパ)の小加工追加も出来なかった…はず。
モハ225系5100番台は2パンタ車となります。
 
モハ224-5100(タイプ)
こちらはモハ224-5100。
パンタ無しの車両となります。
 
クモハ225-5100(タイプ)
そしてクモハ225-5100。
パンタ付きの車両で天王寺/大阪/京橋側となります。
先頭車の幌はTOMIX同様別途取り付けとなります。
尚、TOMIXでは増結する場合、黒部分が欠かれているタイプを取り付ける形となりますが、
KATOの場合はそのあたりの考慮は不要です。
連結状態
この様に外幌が干渉することがないから。
また、取り付けはKATOの方がしっかり填まります。
側面(ラウンドハウス通常販売版)
側面はラウンドハウス通常販売版は「関空快速 関西空港行」が印刷済みとなっています。
側面(京都店限定版)
京都店限定版では黒一色となっています(ボケた写真ですみません)
あと、付属のシールも京都限定版の方が多くなっています。
尚、通常版がHF430編成、京都限定版がHF431編成となっています。
 
TOMIX225系5100番台(阪和線)との並び
TOMIXの225系5100番台との並び。
こう並べるとなぜか側面帯の印象についてあまりお互いの違和感がないのは何故?
あと、TOMIXの方は行き先が…
側面(手前はTOMIX、奥がKATO)
KATOの帯については「グラデーションに見える」と言われがちですが
写真で見る分にはあまり気になりません。
実際はKATO側の帯は網点が細かく、ドットの潰れかアンチエイリアスの関係かで「ザラついたグラデーション」に感じます。
TOMIXの方はドットが多少粗い分はっきりとドットグラデーションになっているように感じます。
ただ、見ての通り、ドアと車体の境界、そして、ここには載せていませんが先頭車では中間車側車端部、中間車は両端部で印刷がエライことになっています。
これは私の所有する個体だけがそうなのか製品全てがこうなのか分かりませんが…
 
さて、では恒例の実車の方を。
2018.05.03 東羽衣
東羽衣線運用に就いている225系5100番台。
まさかのこのチョイス。
前面の形状はやはりKATOの方、なのかな。
225系5100番台の車内(クモハ225-5100)
車内は2+1の転換クロス(ドア寄り及び車端部は固定クロス)。
まぁ、このあたりは225系5000番台とそうかわりません。
車内LCD
車内のLCDも5000番台と同じ配置。
因みに右側の車内広告LCDですが、紀勢本線内では広告が流れない仕様の様です。
様です、と言うのは225系5000番台では広告表示がされずJR西のマークのみ、だったはずだから。
2018.05.03 三国ヶ丘
側面の帯はこんな感じ。
間近に寄るとドットの表現と分かるのですが、遠巻きに見る分ではKATOの表現でも問題ないように見えます。
この辺りは印象把握における微妙な差なので、自身の方向性にもよるかと思われます。