2018年4月22日日曜日

C57 1次形

KATOからC57の1次車がでました。
KATOのSLと言えば基本的に若干大きめのサイズでしたがC57の4次車がリニュした際に1/150のサイズにリファインされました。
そして今回、更に1次車が出たわけです。

さて、C57と言えば「貴婦人」の愛称がある訳ですがこの1次車はまさに「貴婦人」に該当する車両となります。


C57はC55の改良形式として昭和12年に誕生しました。
総製造数は201両で1次車から4次車までに区分されます。


先代C55との変更点の一つが動輪で、C55はスポーク動輪だったものがC57ではこの通りボックス動輪に変更されています。


その他、外形的には煙室前端部の局面化やドームのキセ後部が傾斜しているなどが挙げられます。
本車の愛称たる「貴婦人」の所以となるのが


ボイラ径がC55よりも細いボイラを装備している事。
これが脚の長い整った女性に例えられてそう呼ばれるようになったとか。


キャブレターは4次車を除いて開放型となっています(4次車は密閉キャブ)。



C57を一言でいうと「美しい」と言う事になるでしょうか。
ただ、SLは機体によって個体差が比較的あるように思えます。
C57も運用エリアによってはC57 5号機の様にほとんど原形のままを保ったものもいれば、C57 7号機のいた天王寺管理局所属機等では1次車ながら鷹取式集煙装置+重油タンクという重装備を施していました。
因みにC57 7号機は鉄道100周年記念列車の牽引機として走っています。

さて、今回のC57、近年のKATOのSL同様に非常に精密になっています。

 
 
キャブ下の造形とかもこの通り。
あと、今回は
 
テンダー下のATS車上子の密度も高くなりました。
おそらく他社製品も含めて今回のC57は最も出来の良いものかと思われます。
 
走行面においても十分以上の性能を持っています。
因みに2018年夏発売予定のD51 200号機と35系4000番台客車の商品説明の中に「将来のC57 1号機…」と言う文言から1号機が出る事が高いことが伺えます。
と言うか出すでしょう、流れから言っても。