2017年9月24日日曜日

鉄道コレクション~南海2000系後期型/真田赤備列車ちょっとだけ~

鉄道コレクションの南海2000系です。
南海での通常販売は10月10日ですが9/23の先行販売で購入してきました。
因みに10月7日の日比谷でも先行販売があるようです。
2000系パッケージ1
2000系パッケージ2
真田赤備列車のパッケージ1
真田赤備列車パッケージ2
では模型の写真を交えながら実車の説明から始めます。
大運転用の車両として長年に渡って運用されてきた丸ズーム21000系、そしてその増備車の角ズーム22000系ですが老朽化が目立ってきた事もありその一部、おそらく主に21000系の淘汰を目的に1990年に製造されたのが2000系ズームカーです。
2000系後期型 cM1 正面
本車は南海初のVVVFインバータ車になります。
インバータには日立製のGTO素子を使用しています。
尚、機器的には8M1Cのユニット構成で一部機器は2両に1つの装備となっている都合、
2000系2両の単独運用は行われていません。
2000系後期型 cM1 側面
駆動形式はTD並行カルダン駆動方式を採用しています。
モーター出力は100Kwx4で、他のズームカー同様全電動車となっています。
ブレーキは回生ブレーキを採用しています。
2000系後期型 cM1
台車はシェブロンゴム支持の空気バネ台車FS-541を履いています。
車体はこれまでのズームカーが鋼製車体だったのに対して本車ではステンレス製で、
製造技術の進歩により3本のラインこそ残っているものの、9000系まであったコルゲートが無くなっています。
2000系後期型 M2
2000系後期型 M2 側面
車内の内装は1、2次車、3、4次車、5~7次車で差異があります。
扉間ロングシートが1、2次車が通常のロングシート、3次車以降がバケットタイプのものとなっており、袖仕切りの形状も異なっています。
また、1、2次車は車体妻面に妻窓があります。
2000系後期型 M1
1~4次車と5~7次車との車内の差異は車端部が1~4次車はロングシート、
5次車以降は固定クロスのボックスシートとなっている点が挙げられます。
 
2000系後期型 M1 側面
 2000系は登場当初は21000系、22000系との混成が多かったのですが
運用面において2000系と21000/22000系両車の性能差から運転が難しく
結果大運転で使用する車両は2000系で統一されることになります。
2000系後期型 Mc2
その後、22000系改め2200/2230系のうち、2200系の1編成(2203F)は
天空に改装されて高野線橋本以南に復活し、2000系と組成を組んでいます。
2000系はトータル64両が製造されましたが、2003年には区間急行や各停での運用が見られるようになります。
2000系後期型 Mc2 側面
2005年になると快速急行と一部急行を除いてすべてが橋本以北で折り返す形となった為、
半数近くが休車扱いになってしまいます。
その後、2007年に老朽化した「塩害魔王」こと7000系を置き換える形で本線系統に充当、
車体全長17m、2扉と言う事もあって普通運用のみで使用されることになります。
2000系後期型 Mc2 正面
因みにブレーキについて高野線運用では編成の半分が鋳鉄シュー、
残りがレジンシューだったのに対し、
本線では全てレジンシューに換装されています。
その為高野線系統で活躍する2000系はクーラーキセ等が鉄粉によって茶色になっているのに対して本線系統では茶色になっていないというポイントがあります。
2000系後期型 連結状態(TNカプラー換装済)

さて、今回の鉄コレ2000系赤備と後期型ですが、形式としては文字通り5次~最終次となる7次車となっています。
5次車以降となる後期型での外観上の大きな違いはパンタグラフが難波側先頭車に集約される形となっている事が挙げられます。
6次、7次車はこの5次車に準拠する形となっています。
付属のシールに記載されている車番も5次車~7次車の車番となっています。
2000系後期型
そして床下機器ですが、今回はまともにできているような気がします。
20m車では結構いい加減に作られているような気がするのですが、21000系、22000系含め17m車ではまともに造形されているような…
今回の鉄コレ、推奨はTT-04R、モーターはTM-05R、パンタグラフはPT4811Nとなっています。
ボディマウントTNカプラーの装備について先頭車運転台側はJC25ではなくJC6328としました。
JC25と比較すると電連の形状が異なりますが、どちらが良いのか。
2200系との連結
連結してみるとJC25とJC6328で電連の形状が明らかに異なるのが分かります。
と言うかJC25の電連が大きく見える…
21000系旧塗装との連結
実車ではこのように21000系の引退及び22000系→2200系の高野線運用撤退までこの様な連結が見られました。
なのでこのような連結や
22000系との連結
こういった連結、
更に
21000系新塗装との連結
この様に年の差全開な連結も多くみられました。

では続いて実車の写真をいきましょう。
2017.09.19 泉佐野
この写真の2000系は3次車になります。
因みに2+2の4両編成。
本線系統では普通のみの運用で、右側に2扉車である事をデカデカと知らせています。
2017.09.21 諏訪ノ森駅前踏切
稚拙な写真ですみません。
発車直後の2000系です。
車番が分からないのであれですが典型的な後期型であることは確かです、多分(ぉぃ)。
2017.09.22 堺駅

こちらは後期型の一つである6次車になります。
模型と実車を比べると模型の方は青が濃い感じがします。
実車側の退色を抜きにしてもそんな気がします。
色味的には8300系の青ラインに近いのかも。

赤備の方はTM-05Rで走行化した後、改めて上げる予定です。